コラム
column
scroll

太陽光発電と蓄電池で節電しよう!併用の概要・メリット/デメリット

太陽光発電と蓄電池で節電しよう!併用の概要・メリット/デメリット

持続可能なエネルギーとして代表的な「太陽光発電」と、併用すると効果的な「蓄電池」。
注文住宅を建てるときに、取り入れるか検討する方も多いかと思います。
今回は、そんな太陽光発電と蓄電池についてご紹介いたします。

太陽光発電について

概要

太陽光発電とは、その言葉の通り「太陽の光エネルギーで発電すること 」を指しています。

太陽の光はどれだけ使用しても枯渇することがありません。
そのため、風力や水力、地熱と並んで〈再生可能エネルギー〉の一つとなっています。
また、 発電の際に二酸化炭素などの有害物質が出ず、地球温暖化といった気候変動を引き起こさないため、世界中から注目を集めています。

ちなみに太陽光発電が世界で初めて使われたのは1958年のアメリカの人工衛星であり、燃料が届かない宇宙で電源として用いられました。

太陽光発電と蓄電池で節電しよう!併用の概要・メリット/デメリット

経済メリット

太陽光発電を生活に取り入れることは、経済的なメリットが多くあります。
各ケースごとの太陽光発電を取り入れるメリットについては、以下の通りです。

《共働きで日中ほとんど外出しているご家庭の場合》
日中の消費電力が少ない家庭の場合は、昼間に発電した電気のほとんどを売電に回すことができます。
そのため、電気代を抑えるだけでなく、売電収入を得ることができます。

《子育てやテレワークなど昼間にたくさん電気を使うご家庭》
昼間にたくさん電気を使うご家庭では、日中に発電した電気を活用して電気代をお得にすることができます。

費用について

初期設置費用

住宅用太陽光発電の初期設置費用の平均は〈約28万円/1kW〉。
ですが、この費用は年々減少傾向にあります。
一般的な家庭に必要な電力は4.4〜4.5kWなので、平均的な初期設置費用は〈約130万円〉ほどになります。

維持費

設置後に必要な維持費の年間平均は、〈5,000円/1kW〉と言われています。
したがって、一般的な家庭の4.4〜4.5kWの場合の維持費は約〈23,000円〉かかります。

《必要なランニングコストの例》
・定期メンテナンス費:2~3万円(3~4年毎)
・パワーコンディショナー交換費:約20万円(約20年毎)
・蓄電池の交換費:100万~150万円(10~15年毎)

維持費が高い…」そう思った方も多いのではないでしょうか。
ですが、太陽光発電の設置には国や自治体から補助金が出ている場合もあります。これらを活用することで、金銭的な負担を減らすことが出来ます。

太陽光発電と蓄電池で節電しよう!併用の概要・メリット/デメリット

太陽光発電と蓄電池の併用について

太陽光発電は、【蓄電池】と併用することでその効果を倍増させることができます。
ここからは、太陽光発電と蓄電池の併用の仕組みや、そのメリット・デメリットについて、ご紹介いたします。

蓄電池の概要

蓄電池とは「電気を充電して貯めておくことができる二次電池・バッテリー」のこと。
貯めておいた電気は、必要な時に機器に供給することができます。

太陽光発電単体での電力消費

太陽光発電を導入した場合の、家庭での電力消費の流れは以下の通りです。

《日中》太陽光で発電した電気を利用
《夕方~朝》買った電力を利用

そして、太陽光発電の電力を使えるのは太陽の出ている日中、かつ晴天時のみですが、蓄電池を導入して余剰電力をためておくことで、夜間や天候の悪い日でも自家消費することができます。

太陽光発電と併用したときの電力消費

太陽光発電に加えて蓄電池を併用すると、例えば一日の中で電力を以下のようにやりくりすることが可能です。

《日中》太陽光で発電した電気を利用、余剰電力は蓄電池に充電
《夕方~朝》蓄電池の電気を利用

このように、太陽光発電と蓄電池を併用することで、昼間に発電した電力を夜間や悪天候時に使用することが可能になります。
つまり、発電した電気を無駄にせず、自家消費することができるのです。

太陽光発電と併用するとお得な蓄電池

太陽光発電と蓄電池を併用するメリット

非常用電源として活用できる

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで得られるメリットの一つとして、「非常用電源として活用できる」ということが挙げられます。

太陽光発電と一緒に蓄電池を取り入れることで、電気を貯めることができます。
そのため、例えば急に停電してしまったときでも、容量の大きいものであれば電子レンジやIHを使用することができます。

大容量のものであれば停電時でも10時間以上使用することが可能なので、非常用電源として頼りの存在になってくれます。

太陽光発電と蓄電池で節電しよう!併用の概要・メリット/デメリット

電気代を節約することができる

太陽光発電と一緒に蓄電池を取り入れることは、節約・節電にも効果的です。

晴れている日の日中は、太陽光発電によって電気を賄うことができますが、曇りや雨の日には日光がなく、発電することができません。

そんなときに、蓄電池が活躍します。
蓄電池を電気代の比較的安い夜に充電しておくことで、電気代の高い日中の分の電気を、蓄電池が賄うことができるのです。

FIT終了後の自家消費に活用できる

固定価格買取制度(FIT)とは、生産エネルギーの買取価格を法律で決める助成制度のことです。
太陽光発電を含めた再生可能エネルギーで発電された電気を、電力会社がこのFITで決められた価格で買い取りを行います。

この固定価格買取制度(FIT)は、期間が10年ほどで終了してしまうのですが、その後の電気の買取価格は半分ほどに下がってしまいます。

しかし、太陽光発電と蓄電池を併用している場合、太陽光発電による電気を蓄電池に貯めておけるため、電気を売らずに上手に活用することができます。

そのため、固定価格買取制度(FIT)の適用外の方や、もう少しで期間が開始してから10年経つ、という方は、蓄電池の併用をよりおすすめします。

太陽光発電と蓄電池を併用するメリット

費用負担が大きい

長期的にみると節電・節約になる太陽光発電と蓄電池の併用ですが、費用面での負担が大きいというデメリットがあります。

蓄電池の導入には、1kwhあたり数十万円ほどします。
例えば蓄電容量6.5kWhのものが120万円ほどであり、高いものだと200万円を超えるものもあります。

このように、高額な初期費用が必要なため、気軽に導入できないことがデメリットといえるでしょう。

しかし、国や自治体から補助金が出ていたり、リース・レンタルの制度が整えられ始めているため、導入しやすくなっていると言えます。
補助金やお得になる制度をリサーチして、タイミングを見極めて太陽光発電や蓄電池を取り入れることが重要です。

太陽光発電と蓄電池で節電しよう!併用の概要・メリット/デメリット

一定面積の設置スペースが必要である

蓄電池設置のデメリットの中で、忘れがちなのが「設置スペース問題」です。
蓄電池は10年以上にわたって使用するため、その期間設置スペースを確保できるのか、あらかじめ考えておく必要があります。

蓄電池は屋内と屋外に設置するものの2タイプに分かれていますが、
屋外に蓄電池を設置する際の、場所の条件は下記のとおりです。

①直射日光が当たらない
②高温多湿の場所(=水回り)でない
③熱がこもらない
④耐荷重に問題がない
⑤塩害地域に該当していない
⑥積雪地域ではない
⑦寒冷な土地ではない
⑧メンテナンスを行うスペースを確保できる

蓄電池を設置するのが屋内の場合の条件は、基本的に
設置する場所の床が蓄電池の重量に耐えられること」のみです。
ただ、蓄電池は運転中にわずかに音を発します。そのため、寝室の近くに設置することは避けた方が良いでしょう。

まとめ

ここまで、太陽光発電の経済メリットや費用、また蓄電池と併用したときの仕組みやメリット・デメリットについてご紹介してきました。

太陽光発電と蓄電池、それぞれ単体で使用すると生じていたデメリットも、組み合わさるとなくなることもあります。

注文住宅を建てる際に太陽光発電や蓄電池を取り入れてみたい
そんな方々に対して、モクハウスでは無料相談を受け付けております。
一部展示場には専門スタッフも常駐しておりますので、ぜひ展示場にお越しいただき、お気軽に家づくりのお悩みをお聞かせください。

来場予約はこちら

埼玉・千葉でローコストの注文住宅を建てるなら、ポラスグループのモクハウスにご相談ください。

船橋にある、ポラスグループの注文住宅5ブランドのモデルハウスが見られる「体感すまいパーク」、また新座春日部にあるショールームで、皆様のご来場をお待ちしております。

SHOWROOM

SHOWROOM

モクハウスが
選ばれる理由

モクハウスで安心して
家を建てられる理由とは?

TOP