平屋と2階建て、どっちがいい?メリット・デメリットを徹底比較

平屋も2階建ても「暮らし方次第」 で最適解は変わる
「平屋と2階建て、どちらがいいのか」──家づくりを考えると、多くの人が最初にぶつかる疑問です。展示場で「平屋って意外と高い」と驚く人もいれば、「この土地なら2階建てじゃないと無理だな」と納得する人もいます。
平屋は段差がなく動線がシンプルで、子育てや老後の暮らしに安心感を与えてくれます。その一方で屋根や基礎が広くなる分、建築費が上がりやすく、都市部では土地代も重くのしかかります。
反対に2階建ては限られた敷地を有効活用できるのが強みですが、階段の昇り降りや将来のバリアフリーを考えた工夫が必要です。
結局のところ、「どちらが正解か」は各家庭によって違います 。敷地条件や家族構成、将来の暮らし方をどう描くか。その答えに合わせて選んだ家こそが、最適解になるのではないでしょうか。
本コラムでは、平屋と2階建てのメリット・デメリットを実例やデータとあわせて徹底比較し、後悔しない住まい選びのヒントを紹介します。
埼玉・千葉・東京でローコスト住宅を建てるなら、ポラスグループ(対応エリア:埼玉・千葉・東京)の モクハウス にご相談ください。

平屋 vs 2階建て|建築費用はどちらが高い?
平屋:基礎や屋根で費用がかさむケースも

「平屋ってシンプルだから安そう」と思う方も多いのではないでしょうか。でも実際には逆のこともよくあります。
平屋はワンフロアに全部の部屋をまとめるので、どうしても基礎と屋根の面積が大きくなってしまいます。基礎に使うコンクリートや鉄筋の量が増えるのはもちろん、屋根の形や勾配を凝ればそれだけコストアップ。
さらに横に広がる分、外構工事まで影響を受けてしまいます。展示場で「平屋の見積もりが思ったより高くて驚いた」という声も実際によく聞きます。都市部ではそこに土地代まで重なるので、「建物代より土地代にお金を払った気分」というケースも少なくありません。
2階建て:外壁や足場がコストを押し上げる

一方で2階建て。
こちらは縦に空間を積むので、土地の効率はいいのですが、工事の段階では別の費用が出てきます。たとえば高い足場を組まなければならないとか、外壁の面積が増えるとか。階段や吹き抜けをつくれば材料費も手間も増えるので、結局「思ったよりお金がかかる」なんてことも。
ただし都市部では「土地を抑えられたから、2階建ての方が総額は安かった」という事例もあります。つまり、建築費だけを切り取ると判断を誤ってしまうかもしれません。
建築費について単純に「平屋は高い」「2階建ては安い」とは言えません。平屋は基礎と屋根が負担になり、2階建ては足場や外壁でコストが増える。それぞれに“お金がかかるポイント” があるのです。
結局は土地代も含めて総額を比べてみる必要があります。もし迷っているなら、同じ条件で両方の見積もりを取ってみることが一番確実かもしれません。
平屋 vs 2階建て|暮らしやすさに違いはある?
平屋:動線が短く、家事や子育てがしやすい
平屋の大きな魅力は、生活がワンフロアで完結することです。
洗濯物を干す、片付ける、掃除をする──すべて横の移動で済むので動きがシンプルになります。
特に子育て世帯では、料理をしながら子どもの様子を見守れる距離感が「ちょうどいい」と感じる方が多いようです。年齢を重ねたあとも階段を上がらずに済むので、「暮らしがラクになった」という声もよく聞きます。
ただし、すべての部屋が近くなることでプライバシーを確保しにくい場面もあります。来客時に「リビングを通らないと個室に行けない」といった間取りだと不便に感じることもあり、設計の工夫 は欠かせません。
2階建て:空間を分けやすく、家族の生活を整理できる

2階建ては階ごとに用途を分けられるのが大きな強みです。
1階にLDKと水まわり、2階に寝室や子ども部屋を配置すれば、生活の時間帯が違っても干渉しにくくなります。在宅ワークや勉強部屋を確保するにも便利ですね。
ただ、洗濯物を抱えて階段を上がるのはやっぱりちょっと面倒。掃除機を持って上下を行き来するのも負担になることがあります。とはいえ、慣れてしまえば「それが普通」になってしまう方も多いようです。
どちらが暮らしやすい?
効率を優先して動線を短くしたいなら平屋、プライバシーや生活の時間帯を分けたいなら2階建て。
あなたの暮らしではどちらが心地よく感じられるでしょうか?それを想像してみることが重要です。
平屋 vs 2階建て|光熱費や室内環境に違いはある?
平屋:空調は効きやすいけれど屋根の影響も大きい

「エアコン1台で家じゅうがまかなえた」なんて話を聞いたことはありませんか?
平屋はワンフロアで空間がつながっているので、冷暖房の効きがよく感じられることがあります。廊下や階段が少なく、空気が遮られにくいのもその理由です。
一方で、屋根の面積が広いぶん、夏は直射日光の熱、冬は外の冷気を受けやすいのです。断熱材や窓の性能に手を抜くと「夏は蒸し暑い、冬は底冷えする」と感じることも。つまり、“効きやすいけど影響も受けやすい”のが平屋の実際のとこです。
2階建て:上下の温度差は工夫しだい

2階建てだと、どうしても上下で温度差が出やすくなります。夏は2階の寝室が暑くて眠れない、冬は1階のリビングが冷える──そんな経験をした人もいるのではないでしょうか。
でも最近の住宅は断熱性能がかなり上がってきているので、昔ほど極端ではなくなっています。全館空調やシーリングファンを取り入れて「家の中がどこも同じ温度に近づいた」という声も増えてきました。設計や設備をどう選ぶか次第で結果が変わってきます。
「平屋は安い」「2階建ては高い」と言い切れればわかりやすいですが、実際はそう単純ではありません。性能を高めればどちらも快適になりますし、逆に削ればどちらも不便になります。
あなた自身の生活リズムや快適さの基準を考えたとき、どちらが合っているか──そこを意識してみると答えが見えてくるかもしれません。
平屋 vs 2階建て|耐震性・防犯・防災の違いは?
平屋:低い重心で揺れに強いと言われるけれど

平屋は建物が低いため、地震の揺れに有利とされることが多いです。
確かに、シンプルな構造にしやすいので耐震等級を確保しやすいのは事実でしょう。実際に「地震の時に逃げやすいから安心だった」という声も耳にします。避難経路がワンフロアで完結するのは大きなメリットです。
ただし、防犯面では注意が必要。
窓や玄関がすべて地面に近いので、侵入リスクはどうしても高めになります。「夜、外の物音が気になる」と感じる人も少なくありません。そのため、防犯ガラスやシャッター、センサーライトを組み合わせて“守りの工夫”を入れておくと安心感が変わります。
2階建て:設計次第で耐震性も安心、防犯では強みもある

2階建ては高さがある分、地震の影響を受けやすいといわれます。ただ、最近は耐震等級2〜3を満たす設計が一般的になってきており、屋根を軽くしたり、耐力壁の配置を工夫すれば十分に強い家をつくることができます。
また、防犯の点では2階に寝室を置けるため、通りからの視線を遮りやすいのが強み。洪水や浸水リスクのある地域では、2階が避難スペースになるという安心感もあります。
耐震性に関しては「平屋=低重心で有利」と言われがちですが、2階建ても設計次第で十分強くできます。防犯や防災の観点では、平屋は対策が必須、2階建ては高さを活かした安心感がある──そんな違いがあると言えるでしょう。
平屋 vs 2階建て|敷地条件で選び方は変わる?
平屋:ゆとりある土地でこそ魅力が生きる
平屋はワンフロアで完結するため、ある程度の広さが必要です。
たとえば延べ床30坪ほどの家を建てるなら、都市部の狭い土地だと「部屋数を減らさないと無理かも」となるケースが多いです。
逆に郊外で60坪以上の土地があれば、リビングから庭に出やすく、ウッドデッキや家庭菜園を楽しめる暮らしが実現しやすです。「庭で子どもを遊ばせながら、キッチンからその様子を眺めたい」といった声に応えやすいのも平屋の強みです。
2階建て:狭い土地でも工夫次第で快適に
2階建ては、土地が限られている都市部で真価を発揮します。
20坪台の敷地でも2階に居室を置けば、4人家族が不便なく暮らせる空間が確保できます。「駅近の便利な場所に住みたいけれど、土地が狭い」というケースでは、ほとんどが2階建てを選びます。
さらに、2階リビングにすると日当たりや風通しが良くなり、視線も気になりにくい。私の知人も「2階にリビングを置いたら、思った以上に開放的だった」と話していました。
土地に余裕があるなら、庭や外とのつながりを楽しめる平屋が伸びやかです。狭小地や土地代が高い都市部では、2階建ての方が現実的で暮らしやすい。結局のところ、「どこに住むか」と「どんな暮らしを望むか」で選び方が大きく変わってきます。
平屋 vs 2階建て|間取りと将来の可変性
平屋:仕切りや回遊動線で柔軟に対応できる

平屋はワンフロアなので、間取りのアレンジが比較的しやすいのが特徴です。
子どもが小さいうちは広いリビングを確保して、成長したら仕切りをつけて子ども部屋に変える、そんな工夫も可能です。
廊下を最小限にして回遊動線をつくれば、暮らしの流れも変えやすい。「子どもが独立したあとは趣味部屋に」と考える人も多いようです。リビング横を後から区切って小さなアトリエにする方も。配管や構造がシンプルな分、リフォーム工事がスムーズなのも平屋ならではです。
2階建て:高さを使った間取りのバリエーション

2階建ては縦に空間を積み重ねられるので、立体的な間取りの工夫が楽しめます。
吹き抜けやスキップフロア、屋根裏収納などを取り入れれば個性的な家になります。
ただ、将来階段の上り下りがきつくなるかもしれません。そのため、最初から1階に寝室をつくっておくと安心です。「2階を子ども部屋にしていたけれど、独立した後は書斎に変えた」という話もよく聞きます。上下階を丸ごと入れ替えるようなリフォームは難しいですが、あらかじめ改修余地を仕込んでおけば長く住みやすい家になります。
間取りの可変性は、平屋=横方向に変えやすい、2階建て=高さを活かして多彩な空間をつくれるという違いがあります。どちらを選んでも「将来、どんな暮らしをしているか」をイメージしておくことが、後悔しない家づくりにつながるはずです。
平屋 vs 2階建て|資産価値・リセール性はどう違う?
平屋:希少性で評価されやすいことも

平屋は数が少ないので、中古市場では「探している人が意外と多い」と言われます。
特に郊外で広い敷地に建てられた平屋は、庭や駐車場を含めて魅力的に映りやすく、リセール時に有利になるケースがあります。
実際に「郊外の平屋を探しているけれど、なかなか出てこない」という声もよく聞きます。ただし、都市部の狭小地では話が別。敷地の効率が悪く見えてしまい、資産価値が思うように伸びないこともあります。
2階建て:流通性が高く、幅広い層に選ばれる
一方で2階建ては、戸建て住宅の主流です。
買い手のニーズが幅広く、売却時に次の購入者を見つけやすいのが大きな強み。不動産会社の担当者も「まずは2階建てを探す方が圧倒的に多い」と話していました。
都市部の狭い敷地でも2階建てなら十分な居住空間が取れるため、実用的な資産とみなされやすのです。
資産価値を比べると、平屋=希少性が評価されやすい、2階建て=流通性が高く安定した価値を持つという整理になります。どちらが有利かは、立地や周辺の需要によって変わってきます。家を「資産」として意識するなら、住みたいエリアの中古市場を一度チェックしてみると参考になるかもしれません。
数字で確認する平屋と2階建ての違い

■国土交通省「住宅市場動向調査」
国土交通省が毎年まとめている調査では、注文住宅の全国平均額がおよそ6,000万円台とされています。この数字だけを見ると「そんなに高いの?」と思う方も多いでしょう。
ただし、首都圏と地方では大きな開きがあります。都市部では土地代が突出して高く、展示場で見積もりを出して「予算を超えてしまった」というケースも少なくありません。逆に地方では、同じ金額で広い土地と平屋を選ぶ人が増えているのも特徴です。
■住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」

住宅ローンを利用した人の調査によると、建築費を2,000万〜2,500万円に収める家庭が一定数あることが分かります。教育費や老後資金を考え、「あまり無理をせず現実的に建てたい」という傾向ですね。
平屋と2階建てのどちらを選んでも、断熱性能や耐震等級をどうするかでトータルのコストは大きく変わってきます。
■自治体の建築規制・地区計画
都市部では「高さ10mまで」といった制限や、「2階建てまでしか建てられない」といった規制がある場所もあります。京都市などでは外壁の色や屋根の形まで指定されることも。こうしたルールによって、平屋を建てられるか、2階建てが必須になるかが変わってくるのです。
■耐震・省エネ基準
建築基準法では最低限の耐震性能(等級1)が義務付けられていますが、安心を求める人は等級2〜3を選ぶことが多いです。
また、省エネ基準も年々厳しくなっており、断熱等級5以上が推奨される流れにあります。「光熱費を抑えたいから性能は重視した」という声も多く、数字と暮らしの実感が直結する部分です。
暮らしの実例でわかる平屋と2階建ての違い

事例A|郊外で平屋を建てた子育て世帯
共働きの30代ご夫婦は、郊外に60坪の土地を買って平屋を選びました。決め手は「家事と育児の動線をできるだけ短くしたい」という思い。
玄関からシューズクローク、洗面、ランドリー、キッチンまで一直線。買い物帰りに荷物を運びながら子どもを見守れるのが、本当に助かるそうです。
リビングを真ん中に置いたことで家族が顔を合わせる時間も増え、「予想以上に会話が増えた」と笑っていました。
事例B|都市部で2階建てを選んだ狭小地の家

都市部の20坪という限られた土地で家を建てたご夫婦。
選択肢は自然と2階建てになりました。1階に水まわりと寝室、2階にリビングを置いたのですが、南向きの高窓から光が入り、思った以上に明るい。さらに、2階リビングにしたことで通りからの視線が気にならず、「窓を開けていても人目が気にならないのは想像以上に快適だった」と語っていました。
事例C|終のすみかに平屋を選んだ50代夫婦
子どもが独立したのを機に、50代で建て替えをしたご夫婦は平屋を選びました。「もう階段はいらない」という理由が大きかったそうです。
必要最低限の部屋数にまとめつつ、可動式の間仕切りを採用。親の同居や介護が必要になったら、リビングの一部を個室に変えられるようにしています。「階段がないだけで、毎日の安心感が全然違う」と話していたのが印象的でした。
建てる前に知っておきたい平屋と2階建てのQ&A
Q. 平屋と2階建て、どちらの建築費が安いですか?

これは、一番多い質問かもしれません。
結論から言うと「条件によります」としか言えません。
平屋は基礎や屋根が広くなるので、工事費が高くなりがちです。ただ、2階建ても足場や外壁の費用が必ずかかります。
実際に展示場で「平屋の方が高いなんて思わなかった」と驚いた人もいれば、「土地が高すぎて、結局2階建ての方が安く済んだ」という人もいました。もし都市部で限られた土地なら、2階建ての方が現実的になることが多いでしょう。
Q. 老後を考えると、平屋と2階建てのどちらが安心ですか?
「老後を見据えるならやっぱり平屋ですか?」という相談もよく受けます。確かに、階段がない暮らしは安心ですし、つまずきの心配も少ないですよね。夜中にトイレに行くときも安全です。
ただ、2階建てでも主寝室を1階にしておけば暮らしやすい、という人は多いです。あるお客様は「将来を考えて1階にベッドルームを置いたから安心」と話していました。工夫しだいで2階建ても選択肢になるでしょう。
Q. 光熱費は平屋と2階建てで違いますか?

これは気になるところですよね。
平屋は空調が効きやすく、エアコン1台で過ごせたという声もあります。動線がフラットなので空気が行き渡りやすいです。
ただ、屋根からの熱や冷気の影響を受けやすいので、断熱を怠ると「夏は暑すぎる」「冬は底冷えする」と感じることも。
2階建ては「2階が暑すぎて寝苦しい」という人もいれば「断熱を強化したら快適だった」という人も。つまり、建物の高さよりも設計や性能の方が差を生み出しやすいのです。
Q. メンテナンス費用はどちらが抑えやすいですか?
平屋は屋根も壁も低いので、点検や塗装で大がかりな足場がいらないケースが多いです。その分、費用を抑えやすいのは事実です。
一方で2階建ては足場代が必須になることが多く、どうしてもコストが上がります。ただ「外壁をグレードの高いものにしたら、10年以上メンテ不要だった」という方もいました。初期費用とランニングコストのバランスをどう考えるか、そこがポイントです。
Q. 防犯面で平屋は不利ですか?
「平屋だと泥棒に狙われやすいんじゃない?」と心配される方もいます。確かに窓や玄関がすべて地面に近いので、侵入しやすい環境になりやすいのは事実です。
その分、防犯ガラスやシャッター、センサーライトを付ければ安心感はぐっと高まります。逆に2階建ては、寝室を2階にすれば外からの視線を遮れますし、夜も安心感があります。どちらにしても、防犯は「建物の高さ」より「設備の工夫」で決まる部分が大きいです。
Q. 地震に強いのは平屋ですか?それとも2階建てですか?

「やっぱり平屋は地震に強いんですか?」と聞かれることも多いです。
平屋は低重心で揺れに強いのは確かです。ただし、だからといって2階建てが弱いわけではありません。
耐震等級2や3を満たすように設計すれば、2階建ても十分安心です。実際に耐震等級3を取ったお客様からは「これで大地震が来ても安心できる」と話していただきました。つまり、建物の高さより設計や施工の精度が決め手になるでしょう。
Q. 資産価値・リセール性に違いはありますか?
平屋は市場に出る数が少ないので「探しても見つからない」という人が多く、そのぶん希少性が評価されやすいです。郊外で広めの敷地にある平屋は、人気が高い傾向にあります。
一方で2階建ては流通の主流です。不動産会社に聞くと「まず2階建てを探す人が大多数」とのこと。都市部で土地が狭くても快適に暮らせるので、売却時に次の買い手が付きやすいです。どちらが強いかは「エリアの市場」によって変わる、ということです。
まとめ|平屋と2階建ての答えは「自分の暮らし」を思い浮かべてみること
平屋と2階建て、どちらを選ぶべきか──ここまで読んで「結局どっちがいいの?」と感じた方もいるかもしれません。
実は、答えはとてもシンプルで「自分の暮らし方次第」
なのです。
平屋は階段がなく、すべてがワンフロアでつながる快適さがあります。朝の家事をしながら子どもの様子を見られるとか、年齢を重ねても段差を気にせず歩けるとか、日常の小さな安心感が積み重なります。ただし都市部だと土地の広さがネックになりやすく、建築費や土地代に悩む方も少なくありません。
一方の2階建ては、狭い土地でも空間をしっかり確保できるのが強み。子ども部屋とリビングを分けたり、リモートワーク用の部屋を上階に設けたりと、生活シーンを分けやすいのも魅力です。ただ、日常の中で「階段を上がるのがちょっと面倒」と感じる瞬間があるのも現実でしょう。
では、あなたならどうでしょうか?
正解はひとつではありません。むしろ「家族とどんな暮らしをしたいか」を思い描いたときに浮かんでくる姿こそが、最適な答えになります。
