ウルトラファインバブルとは?シャワーヘッドや配管洗浄に!特徴や用途を解説
近年シャワーヘッドなどで人気を高めている「ウルトラファインバブル」。
洗浄や消臭、除菌の効果が認められており、注目を集めています。
今回は、モクハウスで建てる注文住宅には標準仕様として搭載されている「ウルトラファインバブル」とは一体なんなのか、その概要や作用についてご紹介します。
ウルトラファインバブルの概要
ウルトラファインバブルとは、いったい何なのでしょうか。
まずは、その概要についてご紹介します。
ファインバブルとは?
皆さんは、「気泡に種類がある」ということをご存じですか?
気泡(Bubble)はその直径サイズによって、3つの種類に分けられます。
各気泡の名称と特徴は、以下の通りです。
ウルトラファイン バブル Ultrafine-Bubble [ UFB ] | マイクロバブル Micro-Bubble [ MB ] | ミリバブル / サブミリバブル Milli-Submilli-Bubble | |
泡直径 ■比較 (サイズ) | 1μm未満 ■ウィルス(数十~100nm) ■たばこの煙(数十~500nm) | 1μm~100μm ■スギ花粉(約30μm) ■黄砂(500nm~5μm) | 100μm~ ■通常の泡(数mm~) ■髪の毛の直径(約80~100μm) |
目視 | 不可能(無色透明) | 可能(白濁) | 可能 |
動態① | 水中に長期残存 (液中安定性) 数週間~数か月の寿命がある 浮力よりも粘性力が大きい | 非常にゆっくり上昇 直径10μmの気泡で約3mm/分 (ミリバブルの1/2000程度) | 上昇速度が速い 直径1mmの気泡で約5~6m/分 |
動態② | ブラウン運動 (微細振動) | 水中で消滅 | 水面で破裂 |
この上の表の「マイクロバブル」 と「ウルトラファインバブル」 を合わせて、
「ファインバブル (Fine Bubble)」といいます。
ファインバブルの中でも、直径1マイクロメートル(1,000分の1mm)未満と極小の「ウルトラファインバブル」。
これは単なる気泡ではなく、普段目にする数mmの気泡(ミリバブル)とは異なる、様々な特徴を持っています。
ウルトラファインバブルの特徴
液中に長時間滞在する(液中安定性)
ウルトラファインバブルは、〈液中に長時間滞在する〉という特徴を持っています。
炭酸水の泡を想像すると分かりやすいですが、通常目にする気泡は液体の中で上昇し、水面で破裂します。
ですが、ウルトラファインバブルはその小ささから、数か月から1年と長い間液中に滞在します。
帯電して汚れを吸着する
また、ウルトラファインバブルの気泡表面にはマイナスが帯電しているため、〈プラスに帯電している汚れを吸着する〉という特徴を持っています。
水中に浮遊している有用物質や汚れに吸着し、さらには除去してくれるため、ウルトラファインバブルは洗浄や美容だけでなく、環境や水産業の分野でも活用されています。
これらの特徴・性質から、ウルトラファインバブルには大きく分けて4つの作用があると言われています。
ウルトラファインバブルの作用・用途
4つの作用
ウルトラファインバブルには様々な作用がありますが、主に次の4つの作用があります。
①汚れを包み込んで除去する【洗浄作用】
②不快な臭いを微細気泡が除去する【消臭作用】
③菌の繁殖を抑える【除菌作用】
④配管内の環境を改善維持させる【配管の保護延命】
ここからは、4つの作用を踏まえて、ウルトラファインバブルの代表的な用途についてご紹介します。
用途① シャワーヘッドで皮脂や汗を洗い流す
ウルトラファインバブルの用途として特に有名なのは、「シャワーヘッド」です。
ウルトラファインバブルの特徴である、直径1マイクロメートル未満の微細な泡が毛穴の奥まで浸透します。
弱い水圧でも、通常のシャワーヘッドのシャワーでは落としきれない皮脂汚れを落としてくれるため、ニキビや体臭の予防に効果的だと言われています。
ウルトラファインバブルを搭載したシャワーヘッドによって、顔に書いた油性マジックが取れるCMを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
また、ウルトラファインバブルが搭載されているお風呂だと、気泡が体の深部まで到達することで体が芯まで温まったり、ウルトラファインバブルのシャワーで洗ったお風呂場は汚れにくいといわれています。
用途② 配管やトイレを常に洗浄
ウルトラファインバブルはその洗浄作用によって汚れの隙間に入り込むため、汚れを剥離して洗い流す効果があります。
そのため、常時ウルトラファインバブルが給水されている配管やトイレでは汚れが抑えられ、きれいな状態を保つことができるといわれています。
さらには配管の内側など、プラスに帯電しているところにウルトラファインバブルが吸着するため、汚れの再吸着をガードするという効果もあります。
用途③ 散水栓での利用
ウルトラファインバブルは庭木の散水に利用すると植物の成長促進にもなるほか、洗車などの洗浄水としても活用することができます。
まとめ
ポラスグループでは、今回ご紹介したウルトラファインバブルを標準仕様として搭載しています。
ウルトラファインバブル水を使って、ワンランク上の暮らしをしてみませんか?
「ウルトラファインバブルについてもっと詳しく知りたい」という方には専門スタッフが丁寧にご説明いたしますので、お気軽に展示場までご来場ください。
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柏と船橋にある、ポラスグループの注文住宅5ブランドのモデルハウスが見られる「体感すまいパーク」、また新座と春日部にあるショールームで、皆様のご来場をお待ちしております。